レベッカ『フレンズ』

作詞:NOKKO 作曲:土橋安騎夫

はい、というわけで、レベッカの『フレンズ』、ご紹介してまいりたい、というわけなんですけど。
リリースは1985年、昭和60年、当時としては珍しい、ミリオンセラーになった曲なんですね。

ヒットのきっかけは、日テレ系のドラマ、『ハーフポテトな俺たち』のエンディングテーマになったことなんですけれども、『ハーフポテトな俺たち』、覚えてる方いらっしゃいますかね?
主演がなんと中山秀征。当時はABブラザーズってコンビだったんですが、その後司会者として大ブレークした、ヒデちゃんだったんですね。
だからこの文章も中山秀征っぽい感じでお読みいただきたいわけなんですけど、それはともかくとしてですね、ドラマよりこの曲の方が歴史に残っちゃったという。

オープニングテーマは、同じくレベッカの『ガールズブラボー!』。
レベッカのメンバーも映像に登場して、ライブハウスで歌ってます。
曲は違うんですけど、まあ、そんな雰囲気もお楽しみください、ということで。

えー、さてこの『フレンズ』、作詞でボーカルのNOKKOさんは、「中学3年生で、初めて彼氏ができて、ファーストキスをしたときの歌」だって、そんなことをおっしゃってます。
いいですねー、甘酸っぱいですねー、胸がキュンとしますねー。

けれどもですね、この前の年、NOKKOさんは、レベッカのリーダーだった木暮武彦さんって方と愛し合っちゃって、2人でアメリカに出奔しちゃってるんですね。愛の逃避行。
まあ、結局は夢破れて帰ってきて、木暮さんはレベッカを脱退、その後『REDWARRIORS』を結成します。
この『フレンズ』は実は、その時のことを歌ってるんじゃないか、とまあ、そんな説もあるようですね。

というわけで、そんなドラマも頭に置きながらお聴きただければ、またぐっと来るものがあるんじゃないかと思う次第でございます。

それでは、どうぞ!

イベントプランナー/劇作家
如月 伴内

ある時はイベント制作会社のプランナー。
またある時は某劇団の座付き作家。
しかしてその実体は、ちょいとミーハーな昭和ファン。